namool's blog

プロフェッショナルの仕事って、どうやんの?

シューカツ始まりました

新卒採用を今日現在の業績の良し悪しで判断するという事があっていいのか。しかも今この時期から求人を各学校に提出し、採用活動を開始するという業務命令が出た。
今日は12月の中旬。先週、新聞・TVなどで「シューカツが始まりました!」といっていたが、「再来年」の春に卒業する優秀な学生を採用しようと各社が動き出して、学生が内定獲得に向けて動き始めたということだ。

それにしてもこの時期に、来年3月卒(!)の学生の募集をかけるとはこれいかに。本日現在、行き先が決まっていない者は言っちゃ悪いが何かしらの問題を抱えている。

大卒・短大卒だから大丈夫だろう、先生がいい子ですよと推薦したから、と安易に採用して過去何度も失敗している。
口先は達者だが中身が無い勘違い君(自分の力量を自覚していない)、勉強を疎かにし遊び呆けていたデキナイ君、休み遅刻の常習犯、病気持ちとか身体的な課題がある、或いは失語症者のようなメンタル的な課題を抱えている者・・・などなど。

私大の工学部にスポーツ推薦で入学した脳みそ筋肉マンとか驚異的だったな。数年前うちの採用試験受けたけど、中学のプラスマイナスの計算すら出来なかったり。工学部で講義受けて内容理解できたのだろうか?というか、スポーツ推薦で大学入るなら体育学部とかにしろよ。就職先もスポーツインストラクターとか考えないのか?

しかし・・・、今回も同じ過ちを繰り返そうとしている。全く反省していない。

「お前たちは全く進歩がない!PDCAサイクルを回して仕事しろ!」とはよく言ったもんだ。PDCAとは何ぞやを一番勉強しなければならない者は誰だ?


「人との出会いが大切だ」と会社案内に書いておきながら、一方では新卒学生の採用活動を短期アルバイトの面接に来た学生と同列に考えているようだ。ダメだったら辞めさせればいいと簡単にいうが、その首切りの決断をするまでに教育訓練する担当者の仕事量ときたら大変なものだ。これが全てムダになるということを理解できていない。理解できないというより、思考力に乏しくて、そこまで考えが及ばないんだろうな。

会社への忠誠心?

会社は個人にとっての家庭、生活、運命ではない。そうであることを求めることもできない。

会社経営者から見た社員・従業員を扱う場合のドラッカー教授の注意指摘は上記。
では個人の立場からみた場合は・・・なんのために働いているのか?自分はこの会社のためにどこまで自分を犠牲にして働けるか?っていうことを考えれば会社への忠誠心なんてなんぼのものか自ずとわかると思う。

採用で面接する際に「御社のために働きたい」と言う者がいたら、単純な面接担当者はうれしいんだろうな。
会社存続のために法令違反もしょうがないからやれ、と言われたらやるつもりで言っているんだろうか?


ダイヤモンドOnline 3分間ドラッカー 233回 2011.3.14

忠誠はどこまで要求できるか

組織が直面する最大の課題は“善意の専制”の制御である

「いかなる社会的機関といえども、市民に対し全面的な忠誠を要求することはできない。この多元性にこそ、われわれの社会の力と自由の源泉がある」
(ドラッカー名著集(3)『現代の経営』[下])

ドラッカーは、「今日のように、組織が経営幹部に対して父権的な権限を行使し、特別の忠誠を要求することは、社会的に無責任な権力の濫用だ」という。
また、「公共の利益のみならず、企業自身の利益からも正当化できる余地はない。組織は、個人にとって家庭、宗教、生活、運命ではない。そうあることを求めることもできない」ともいう。
われわれは、これらの言が、人と人の絆、組織のコミュニティ性を重視するドラッカーの言であることを銘記しておかなければならない。

組織は個人の私生活や市民活動に干渉することはできない。個人は自発的に、しかも解消することのできる雇用契約によって結び付いているのであって、生まれたときからの、神秘的で解消不能な絆によって結び付けられているのではない。

有言不実行

何かをやると言ったら、必ずやる。
状況がそれを邪魔するときでも、できるだけ努力する。
どうしても不可能な時があるかもしれないが、
戦わずして諦めることはない。

やると言って様々な理由をつけてやらない人がよくいる。
いわゆる空約束をする。
「やろうとしたけど・・・」「やろうとしていた時に・・・」
など言い訳をする。はなから行動で裏付けするつもりがない。

有言不実行は最も軽蔑する。
朝令暮改という言葉もあるけど、乱用はいけない。何事に関し
てもその言葉に頼ってばかりいるのであれば嘘つきと同じ。

任せるといっておいて「お前にその権限はない」と言って任せない。
提案しろと言っておいて提案することすら認めない。
上司にとって都合の悪い意見でも部下は上司に進言すべきであると
言いながら自分に都合が悪い意見を最も嫌う。

都合のいいイエスマンじゃなきゃ嫌なんだろうね。
器が小さいんだね。

仕事・職場の希望は

最後の月となる今月、元々やっていた仕事がいいか、今のまま
毎日新しい仕事をするのがいいか、本人に確認した。
普通はこんなふうに仕事内容の希望なんて聞かないんだけど。

これまでと同様に、今のまま日々新しい仕事に取り組みたい、
最後の日までやりたいという希望。前から言っているように
今の仕事の方がやってて面白いし楽しいし、元の仕事・職場では
周りの同僚・先輩に気を使って疲れるし、ということだった。

嬉しいことを言ってくれる。半分社交辞令も含んでいると思うけど。
この仕事で今月も実績積んだって最後は何も変わらないのは百も承知。
それでも私の仕事を手伝ってくれるのは助かるし、嬉しいし、
・・・そして、申し訳ない気分。

明日からまた1週間、職場の留守番じゃないけど、私の仕事を引き継いで
1人で仕事させるわけで、それもまた申し訳ない。

重苦しい最後の月

とうとう12月になってしまいました。

部下を手放す最後の日まで20日、
実働日で15日、
実際に仕事できる日数は10日、
一緒に仕事できる時間数でいえば10時間くらい?

こんな短時間では何もできないかなと。
本人がやりたい仕事をやらせればいいのか、
前にやったことがある仕事がいいのか、
いつものように新しい仕事を一緒にやればいいのか。

部下がいなくなってしまうこと自体も寂しいが、
本人が続けたいという希望を持っていて、
仕事の能力があって、実際、仕事に貢献できていて、
上司であるわたくしも継続して所属して欲しいと思っていて、
不祥事を起こしたわけでもないし、
なのに駄目だというのはどういう事か。

周りが動かないから自分で動いて努力してここまできた。
今回も自分でどうにかしようとして動いてみた。
やれるところまでとにかくやってみた。
しかし今回は圧力が強すぎる。
どうにかしたいが、できそうにない。
努力が報われないって辛いね。